きものをはじめ「着るもの」といえば、布。着るに限らず、カーテンからハンカチに至るまで様々な布が、
その人の個性を表現し、生活を彩ってくれています。布は、生活文化そのもの。
とくに「着るもの」としての布づくり=染織技術にスポットをあて、その歴史や衣装としての形の変化をアーカイブしているのが公益社団法人 京都染織文化協会さんです。今回は、江戸から現代をテーマにしたセミナー(参加無料)の案内ですが、
公式サイトには「染織祭衣装」と、その衣装に用いられた「染織技術」が画像とともに解説されていて見応え十分。
セミナーには行けない人も、ぜひ、京都染織文化協会 公式サイトをのぞいてみてくださいね!(文末にリンクあり)

京都染織文化協会
*画像は、京都染織文化協会さんが過去実施されたイベントの写真を拝借し、姫丸が作成したものです。

日本のファッション文化 ─ 衣服と装飾の発展 シリーズ(1)─
「布のちから ─ 江戸から現代へ ─」受講者募集

当協会主催の染織文化セミナーは、今年度より『日本のファッション文化 ─ 衣服と装飾の発展 ─』と題した新シリーズにて開催致すこととなりました。古代から現代に亘り私達がまとう衣服は、独自の風習や慣習、美意識によって培われ、時流とともに変化しながら形成されてきました。当シリーズは、普段当たり前のように身にまとう衣服や装飾に秘められたストーリーを学びながら、これからの日本のファッションを考えていく機会として開催するものです。
新シリーズ第1回目は、法政大学総長 田中優子氏をお迎えし「布のちから ─ 江戸から現代へ ─」をテーマに、衣服の基布となるテキスタイル(布)について学びます。元来、人間は自然の中から糸を紡ぎ、動植物でそれを染め、その布をまとうことで、自然の色彩のもつ力を自らの力としてきました。そこに存在する〝布のちから〟により、布は人と神々あるいは人と自然界とをつなげるメディアであり、様々な意味を発信し続けるポータブルなメディアでもありました。しかし消費財として大量生産され、または手仕事においても経済優先の価値観で作られる布が溢れる現代、そこに〝布のちから〟を見出すことはできるでしょうか。
人類がまとってきた布の役割を再認識する貴重なセミナーです。ぜひこの機会に多くの皆様のご参加をお待ちしております。

■ テーマ:「布のちから ─ 江戸から現代へ ─」
■ 講 師: 田中 優子 氏 (法政大学 総長)
*プロフィール*
1952年神奈川県出身。法政大学文学部卒。同大大学院人文科学研究科修士課程終了後、同大大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。2014年4月より法政大学総長に就任。専攻は江戸時代の文学・生活文化、アジア比較文化。行政改革審議会委員、国土交通省審議会委員、文部科学省学術審議会委員などを歴任。また日本私立大学連盟常務理事、大学基準協会理事、サントリー芸術財団理事など就任。

受講(無料)先着順、お申込み受付中!
受講申込締切日:平成28年11月4日(金)

■ 開催日:11月11日(金)14:00〜16:00(受付13:30〜)
■ 会 場:京都ホテルオークラ4階 暁雲の間
■ 参加料:無料(事前申込制)※どなたでも受講いただけます。
■ 定 員:50名(先着順)※申込期間内でも定員に達すれば〆切

お申込みは「京都染織文化協会」公式サイトから! → こちら

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博物館へ行く気分で訪れたい、「京都染織文化協会」公式サイト

■ 「きもの」の形は今とは違った。奈良時代の前から江戸時代まで、各時代の染織祭衣装 → 染織祭衣装のページ

■ 今の「きもの」に通じる。染織祭衣装に用いられた染織と刺繍の技術 → 染織技術のページ