型染でも手描き染でも、柄に用いる色(染料)が滲み出さないようにするための「糊置き」は重要な工程。
彩色、糊ふせ、染め、蒸し、という工程を経て、糊を洗い流すと絵筆で描いたような美しい白い線が現れます。
この糊の洗い流し、昔は川で行われていたそうです。かつて300軒を超える染色関連業が集結していた新宿区の神田川流域で
その風情を現代に伝える「染の小道」。川に、道に、染の作品が並び、たなびき、地元商店街114店も、おもてなし。
さらに今年は10周年!の記念企画で、キモノショーや染色体験、きものや帯の作品展示会も!
見たり、体験したり、買物したり、一日中フルに楽しめそうですよ ♪ 以下、公式サイトより抜粋します。

画像出展:「染の小道」実行委員会

染の小道2018

「染の小道(そめのこみち)」は今回で10回目を迎え、累計で8万人以上を動員してきた、新宿区の地場産業である「染色」をテーマにした地域活性化の取り組みです。
東京都新宿区の落合・中井エリア内を流れる妙正寺川に、300mにわたって反物を架け渡す「川のギャラリー」、商店街の100店舗以上の軒先を、染色作家の新作のれんで飾る「道のギャラリー」の二大企画を軸に、染色体験や展示、着物ファッションショー、個々の参加店による小物販売や特別ランチメニューなど盛りだくさんのおもてなしで来街者を迎えます。

会 期:2018年2月23日(金)~2月25日(日)
イベント各日10時~17時

会 場:西武新宿線・大江戸線「中井駅」周辺

主 催:「染の小道」実行委員会 → 公式サイト
共 催:新宿区 → 公式サイト
イベント新宿区染色協議会 → 公式サイト

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時間

【定番企画】

■ 川のギャラリー ■ 各日10時-17時(設営・回収含む、雨天中止)
大正時代から染色産業の中心地として栄えた新宿区内、神田川・妙正寺川流域。昭和30年代には300軒を超す染色関連業が集積。職人たちが川のあちらこちらで染め物の水洗いをする風景は、昭和30年代頃までは町の風物詩でした。「川のギャラリー」は、この光景を現代に思い出させます。

■ 道のギャラリー ■ 各店舗の営業時間に準ずる
染色の技術を持つ制作者たちが、お店と相談しながら染め上げた「のれん」が軒先を彩ります。
2018年は107作品を展示する予定です。

【10周年企画】

■ 染の街のキモノショー ■ 25日 14:00〜15:00(開場13:30)@ 落合第五小学校
伝統を受け継ぐ地元新宿区の作家の手仕事を中心に、染色の未来を担う学生の作品なども含め、計30点を超す着物を一般公募のモデルが身に着け、ランウェイでお披露目します。

■ 染のがっこう ■ 24日・25日 11:00〜15:00 @ 落合第二小学校
各種染色技法の体験を一堂に集めます。お子様にも人気のハンカチの絞り染めや、いろんな型紙を使って染める型染めなど。職人と触れ合い、染色に親しんでいただきながら手仕事の魅力と価値を伝えていきます。
また1枚の反物を来場者のみなさんで染める「千人染め」は、2019年開催の染の小道で「川のギャラリー」に展示します。

【共催企画】

■ 新宿区染色協議会「染の王国・新宿」展示会 ■ 24日・25日 10:30〜16:00 @ 落合第五小学校
新宿区染色協議会に所属する工房や作家が出展する着物や帯などの展示会を、5年ぶりに大空間で開催します。伝統工芸士や新宿ものづくりマイスター「技の名匠」の作品をはじめ、いろいろな技法の実演など、見どころ盛り沢山。