爽やかな青空に、蕾もふくらんできたな〜と桜の枝を見上げながら、いそいそ、みやこめっせへ。
3月17日(土)と18日(日)は、「伝統産業の日」きもの関連イベントが花盛りです。
なかでも「京繡(きょうぬい)記念展」は10年ぶりの開催で、次の開催は10年後だそうですので、行けたらぜひ!
というわけで、まっさきに「行ってきました!」報告です。

今年、創立120周年という京都刺繡協同組合の公式サイトには
「京繡は、平安遷都と共に、刺繡をするための職人を抱えた縫部司(ぬいべのつかさ)が置かれたのがはじまりとされています。(中略)政治や経済の影響を常に受けながらも、千数百年の今日まで脈々と伝わってきました。華麗で雅な刺繡の持つ豊かな風合いは、絹糸のやわらかな光沢とともに現在もなお、私たちの生活に輝きを放っています。」とあります。
その長い歴史を感じさせる衣装や装飾が出迎えてくれました。

もちろん、現代の作家さんによる、きものや帯に刺繡という作品も多く見られました。

たしかに刺繡なんだけど、じーーーっと見ても1針1本の糸から成り立っているとは思えないほど濃密に美しく揃っていて
そこにどれだけの時間が存在していたのだろうか・・・と想像すると、気が遠くなりそうな反面、
作家さんが刺繡してらっしゃる時間を、ちょっと背中からのぞかせてもらっているような、近しい気分もしたりして。

お客さんたちも、じーーーっと目を凝らして熱心に見ておられました。

京繡は、鑑賞する芸術作品でもあります。額装された作品や、いくつかの作品をはめ込んだ屏風も多く見られました。
刺繡の細かさ、色づかいの見事さ、立体感、光による煌き・・・画像では全然お伝えできせんが。。。

京繡教室の修了生の作品も、なかなか! 帯に刺繡、バッグに刺繡・・・皆さん、夢、かなえてますね〜。

京繡の体験教室も、11:00〜13:00、13:00〜15:00 の2回。姫丸が行ったときには終わっちゃっていたので
おそれおおくも、超絶技巧な作品を出展してらした作家さんにモデルになっていただきました。

刺繡って、畳に座って・・・というイメージがあったけど。椅子に座って、できるんですね!でも目が良くないと・・・
「いえいえ、目は慣れてきます。それに感覚でも、わかってきます。大丈夫!」との力強いお言葉でした。
京繡の技を次代に伝えようと、京繡の技を集大成したDVDも発売されたそうですよ!

京繡記念展
3月17日(土)・18日(日)10:00~17:00(最終日16:00)
みやこめっせ地下1階

参加無料! 京繡 体験教室
京繡の伝統工芸士の指導で「京繡」を体験してみませんか。初心者向き、必要な材料・道具は用意しております。
■ 両日とも 11:00〜13:00、13:00〜15:00 各回定員10名