伝統産業の日、みやこめっせには今年「京鹿の子絞工芸展」が初登場!

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鹿の子といわれる絞り(疋田(ひった)絞り、一目(ひとめ)絞りなど)を施し染められた布の立体的な美しさは、
細かい、気の遠くなりそうな手仕事によって生み出されます。
制作過程は完全分業だそうで、構図・デザイン→下絵型彫→下絵刷込→絞括の実演が見られました。

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近づいて見れば見るほど、細かい。。。
総絞りの訪問着ともなれば、お値段も気の遠くなりそうな・・・と想像しますが、きょうは値札なし。
ハァ〜〜〜これ全部、絞り・・・と、大変さにも美しさにも感嘆。

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いまでは様々に表現されている「辻が花」も、もともとは絞り染めを駆使した作品の代表的なものだそうです。

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姫丸も絞りの付下げを持っていますが・・・ふんわりした着心地は、ほかにはないものです f26

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絞りの帯揚げ、活用されてます? 外人さんはスカーフにして楽しまれているそうですよ。
右下には、鹿革に絞りを施した、かわいいガマ口やバッグが。

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京都府指定の無形文化財、黒谷(綾部市黒谷町)の和紙とのコラボで、和紙に絞りを施しバッグや財布にしたり、
和洋を問わず楽しめる大判スカーフも美しい色柄さまざまに。

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きもの以外にも楽しみたくなる、絞りの魅力満開でした。

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京鹿の子絞について、詳しくは  京鹿の子絞振興協同組合

例によって会場内は撮影禁止のところ、全体の雰囲気を、ということで許可を得て撮らせていただきました。
撮れなかった意匠の細かいところにこそ、技と美の真髄あり。ぜひ、ご自分の目で、お楽しみください。
21日(月・祝)までの開催、必見です!