時代を超え、きものを着る人にとっても作る人にとっても、憧れ、強く惹きつけられる美の世界といえば、琳派。
琳派発祥の地・京都で、染色の匠たちが琳派を追求した着物や帯を発表し続け、今年41回目の「琳派百図展」。
姫丸も第39回・40回と続けて見に行きましたが、まさに着られる芸術作品が並ぶ展覧会で、お値段は・・・
もちろん値札など付いてなく、雑念なく、ひたすら作品と向き合い現代の匠たちの至芸に浸れる、至福の時間です。
一般公開は平日の一日限り、10月2日(火)、きもので行けば入場無料ですよ〜
【江戸〜近世へ 大胆とモダンの継承・江戸琳派】
第41回 「琳派百図展」
第41回「琳派百図展」の開催に当たり、ご挨拶申し上げます。
前回は【世界に誇る日本美の精華と継承】と題し、第40回記念特別展の区切りにふさわしい力作をご覧いただきました。
今回は【江戸〜近世へ 大胆とモダンの継承・江戸琳派】と題し、<抱一・始興・芳中・其一・雪佳>という難題に取り組みました。
宗達・光琳らの意匠感覚の謎を探りながら現代・未来へと琳派を不動のものに育て上げた立役者達であり、日本のデザインの原点を完成したパイオニアでもあり、新しい琳派は次々と開拓されていったのです。
いわば琳派とは日本の美の鉱脈といってもよく、歴代の琳派作家の意匠に次なる意匠を暗示するものがあります。琳派を研究・再現することは、まさに新たな染色工芸の可能性を拓くことであることは申すまでもありません。
本展で発表します作品の数々は、日本人が愛してやまない琳派の世界を卓越した技術により現代に蘇らせたものであり、多くの皆様にお楽しみいただけるものと確信しております。
一般社団法人 日本伝統染色工芸保存協会 代表理事 川勝 基弘
会 期:2018年10月2日(火)午前10時〜午後5時
会 場:京都文化博物館 5階
イベントアクセス→ 京都文化博物館 公式サイト
入場料:1,000円、きもの着用の方は無料!
公 式:第41回「琳派百図展」特設サイト
琳派百図展 40周年記念特別展の会場風景
画像は日本伝統染色工芸保存協会さんよりお借りし、文章は公式サイトより転載させていただきました。