秋桜が満開ですね、もみじが色づいてきましたね・・・自然の移ろいを挨拶のように言い交わす、日本人。
きものも「ちょっぴり季節を先どり」が美学。童謡を思い出せば、その歌詞が着こなしのヒントにもなります。
まもなく開催される「京都絞りフェアin金沢」では、絞り作品の展示販売に加え、童謡をモチーフに
四季おりおりの日本人の心象風景ともいえるような風景を「京鹿の子絞り」で表現した大作が展示されるそうです!
入場無料、会場は兼六園や金沢城公園に隣接していますので、秋の気配を感じながら散策も楽しめます。
第3回 京都絞りフェア in 金沢 『古都の彩り』
古都金沢での絞りフェアも3回目を迎える事が出来ました。「しいのき迎賓館」という旧県庁の跡地を利用した緑の芝生内にたたずむ趣ある建物で、大変ローケーションも良く、皆様に京都の伝統工芸を堪能いただけることと思います。
今回の展示企画は、「絞り染め 童謡で楽しむ日本の四季」です。
日本には、昔から親しみ愛されてきた、美しく、穏やかな風景があります。それは童謡という形で歌い継がれていました。
日本人なら誰しもが、懐かしく、優しい気持ちになれる・・・そんな景色を、童謡をモチーフに、日本の伝統的工芸品「京鹿の子絞り」の技を駆使して表現した、大きなタペストリー作品を4枚、展示いたします。
春:「春の小川」 夏:「みかんの咲く丘」 秋:「もみじ」 冬:「荒城の月」
歌詞を思い浮かべながら、春夏秋冬の季節の移り変わりをお楽しみいただければと思います。
そして、絞り染めを通じて「高度に研ぎ澄まされた日本の美、技術の高さ」を伝えて参ります。
京都絞りフェア実行委員会
京の絞り職人衆京都絞栄会
会 期:2018年9月21日(金)〜24日(月・祝)
イベント10:00〜18:00(初日は13:00〜、最終日は〜15:00)
会 場:金沢県政記念 しいのき迎賓館 → アクセス
公 式:京都絞り工芸館 公式サイト
日本の伝統的工芸品「京鹿の子絞り」の技を駆使し、桶絞り、小帽子絞り、中帽子絞り、大帽子絞り、縫い〆絞り、巻き縫い〆絞り、折り縫い〆絞り、針疋田絞り、針人目絞り、古代石掛け絞りなどを用い、約1年6ケ月を要して制作しました。 (画像は冬:「荒城の月」をモチーフとした作品です)