芸術の秋ですね!京都では大改装なった南座が、11月から顔見世で華やいでいます。歌舞伎だけでなく
原作/作家・石牟礼道子さん、衣裳/染色家 志村ふくみさんによる新作能「沖宮(おきのみや)」も話題。
「沖宮」は18日(日)に東京公演ですが。能といえば東京・松濤美術館で「大名家の能装束と能面」が開催中です。
能は武家の嗜みだったそうで、能装束の美しさ素晴らしさを堪能しながら、栄華を誇った大名たちの美学にも迫れそう!
渋谷から高級住宅街・松濤界隈へ、能装束の優美な世界へ。25日(日)までですので、お早めに!

林原美術館所蔵
大名家の能装束と能面

室町時代に大成した能は、江戸時代に幕府の儀式として演じられるようになり、さらに武家のたしなみとして、演能に励む大名も多くいました。
演能に使われる能装束は、武家の公服や平服がもとになり、桃山時代から江戸時代にかけて、芸能衣装として独自の道を歩み始めます。能の幽玄な世界を表現するため、織や刺繍・摺箔(すりはく)という桃山時代以来の伝統的な加飾技法を用いて、重厚かつ豪華になっていきました。特に大名家では、その経済力を基盤に膨大な数の能装束が、各時代の最高の技術を凝らして作られたのです。

岡山藩主池田家は、二代綱政(1638~1714)の代になり、能が盛んになりました。その池田家の名宝を受け継ぐ林原美術館には、質量ともに優れた同家伝来の能装束が所蔵され、大名家伝来 の能装束として代表的な位置を占めています。
本展覧会では、岡山県の林原美術館が所蔵する、池田家伝来の能装束の名品とともに、藩主などが使用した能面もあわせて紹介します。
「池田様(よう)」と呼ばれた繊細で優美、彩り豊かな能装束の世界をご堪能ください。

会 期:開催中~2018年11月25日(日)
イベント

会 場:渋谷区立 松濤美術館

入館料:一般1000円 ★着物を着てご来館の方は、入館料2割引き

公 式:渋谷区立松濤美術館 公式サイト

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