本場大島紬、結城紬と並ぶ、きもの通あこがれの織の着物といえば「牛首紬」。玉繭を煮込みながら伝統の手技で紡ぎ出される糸、糸の絡みから生まれる独特のネップが特徴。牛首紬地に加賀手描き友禅で優美な柄が描かれた訪問着や付下げも、定番人気ですよね。(牛首紬は白山市、加賀友禅は金沢市=どちらも石川県)
その牛首紬の展示販売会が、東京・銀座で開催されます。会場の「銀座の金沢」は、茶会や邦楽鑑賞など金沢の文化・伝統芸能を体感できるイベントや工芸品の展示、加賀郷土料理を楽しめるレストランも併設され、その名のとおり『金沢の文化を銀座で感じられる場所』。ぜひ一度、立ち寄ってみては♪
*上記ビジュアルは写真を拝借し、アイキャッチ画像として姫丸が制作したものです。
白山麓より ~きものとおび~ 牛首紬展 ver.2
牛首紬 加賀乃織座の展覧会
牛首紬の名は、その生産地である白山の麓の牛首村(現在の石川県白峰村)の地名に由来します。
2匹の蚕が共同で作る玉繭(たままゆ)から作られる、太くて節のある玉糸を使って織り上げられた織物は、美しさばかりでなく、しっかりとした紬で、うまく着たなら3代にわたって100年は持つといわれるほどです。
牛首紬について予習! → 石川県牛首紬生産振興協同組合 公式サイト