「型絵染」の人間国宝、芹沢銈介さんの「生誕130年 芹沢銈介の世界」が日本民藝館で開催されます。
『紅型と和染に学び、図案・型彫り・染めまでを一貫して行う「型絵染」の技法を生み出し、明るい色調と明快な文様を特徴とする作品を数多く生み出した』芹沢銈介。描き出す模様は文字、植物、人物、風景など様々。制作アイテムも着物、帯、のれん、屏風、額絵、絵本など多岐にわたります。
落語家の林家たい平さんが、美大在学中に最も影響を受けたのが芹沢とのことで、特別講演も予定されていますよ〜。
生誕130年 芹沢銈介の世界
自由な色彩感覚と模様を生む天賦の才に恵まれた染色家・芹沢銈介(1895-1984)。
身辺の品々などを日々スケッチしていた芹沢の日常への眼差しに裏打ちされた多彩な作品は観る者の心を躍らせます。
また、「本当の美しさがわかっている」と柳宗悦が評した芹沢の蒐集にも注目。
来年生誕130年を迎える芹沢の手と眼の世界を堪能ください。
会 期:2024年 9月5日(木)~ 11月20日(水)
イベント10:00〜17:00、月曜休館
会 場:日本民藝館 目黒区駒場 → アクセス
入館料:一般1,200円
公 式:日本民藝館 公式サイト
特別企画
林家たい平、芹沢銈介を語る
日時:9月20日(金) 18:00〜19:30
会場:日本民藝館大展示室
料金:2,000 円(入館料別・要予約/定員80名)
講師プロフィール
埼玉県出身、落語家。 武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。 1988年 林家こん平に入門、2000年 真打昇進
2010年 武蔵野美術大学芸術文化学科客員教授就任
学生時代に型染に出会い、最も影響を受けた作家として芹沢銈介を挙げる。古典落語を現代に広める努力を続け、その楽しさを伝えている。たい平ワールドと呼ばれる落語は、老若男女問わず数多くのファンを集めており、年間を通じて定期的に行う独演会を中心に、全国でも数多くの落語会を行っている。
記念講演会
「芹沢銈介と世界観」
講師:白鳥誠一郎(静岡市立芹沢銈介美術館学芸員)
日時:10月26日(土)18:00〜19:30
料金:300円(入館料別・要予約/定員80名)
お問合せ・お申込み → 日本民藝館 TEL 03-3467-4527(10:00~17:00)