発売中の『美しいキモノ2024秋冬号』でも大々的に特集されていますよね、「型絵染」。
横浜のシルク博物館では、いま第一線で活躍中の型絵染作家さんたち8人の作品が見られる展覧会が開催されます。
小さな模様から発想するのでしょうか、先に全体のイメージを思い描くのでしょうか・・・模様を彫った一枚の型は、全体の構図・模様の配置・色の用い方などで無限にアレンジ可能。小紋〜訪問着、帯や和小物、インテリアでも楽しめる型絵染の魅力を存分に♪
さらに常設展で染織工芸の歴史や名品を鑑賞したり、すぐ近くの山下公園や大桟橋を散策したり、きもので散策も♪

型が奏でるリズムと色彩―型絵染8人展

「型絵染」は型紙を用いて布を染める技法で、1956年に工芸家の芹沢銈介が重要無形文化財保持者〈人間国宝〉に認定された際に、初めてその名称が用いられました。
基本的には他の型染と同様の工程がとられますが、型絵染では作家が図案作成から型紙彫り、染め、仮縫いまでを一貫して行っているところに特徴があります。芹沢は、自身の型絵染について「絵を描くような心持で型を使う、創造的な型染ということ」と語っており、デザイン性や絵画性に富んだ型染であることから「型“絵”染」と名付けられたとも言われています。
本展は、8人の作家を招き、型絵染の技法を用いて制作された着物、帯、壁掛けなどの染織作品を展示します。それぞれの作家による個性豊かな型絵染の世界をご堪能ください。

きもの割あり:きものを着てご来場の方は、入館料が割引になります。

【出品作家】
岩井香楠子(日本工芸会)
遠藤あけみ(日本工芸会)
釜我敏子(日本工芸会)
斎藤孝子(日本工芸会)
篠原優子(日本工芸会)
溝口あけみ(日本工芸会)
小島貞二(国画会)
佐藤百合子(新匠工芸会)

【特別出品】
芹沢銈介/鎌倉芳太郎/伊砂利彦/篠原晃代
*会期中一部展示替え あり

【作家による作品解説(ギャラリートーク)】
各日14:00〜14:30
10月19日(土)  斎藤孝子
10月27日(日)  遠藤あけみ
11月 2日(土)  篠原優子
11月 3日(日・祝) 小島貞二
11月 9日(土)  岩井香楠子
11月17日(日)  佐藤百合子
11月23日(土・祝) 岩井香楠子

会 期:2024年 10月12日(土)~ 11月24日(日)
イベント9:30〜17:00、月曜休館(*10.14、11.4は開館、10.15、11.5は休館)
会 場:シルク博物館  横浜市中区山下町1番地 → アクセス

入館料:一般700円→着物で500円、シニア500円→400円、大学生300円→200円

公 式:シルク博物館 公式案内

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