振袖から浴衣まで、全体から小さな柄まで、様々に用いられている「絞り」。疋田絞、一目絞、傘巻絞、帽子絞、縫締絞、桶絞、唄絞、板締絞・・・と技法も多彩ですが。どんな絞り方をすれば、どんな仕上がりになるんでしょう?
昨年の「京鹿の子絞工芸展」では、技法ごとに制作過程が一目でわかる展示や、絞り染め各社の作品が見られました。
これが絞りを施した布で、これがその布を染めて糸を解いた仕上がり・・・って、まるでマジック!な驚きの連続でした。
今年は絞り+京繍(きょうぬい)の刺繍作品も合わせて見られるそうで、楽しみ倍増!入場無料♪
京鹿の子絞工芸展&京繍作品展 ~温故知新~
美しさは、時を超えて。絞り染めと刺繍との競演。
絞り染めの「京鹿の子絞(きょうかのこしぼり)」と刺繍の「京繍(きょうぬい)」。それぞれが持つ独自の技法と美が、輝きを放つ展示会です。
最新の絞り染めの優秀作品(呉服、洋装、小物類)に加え、伝統の「京繍」技法で彩られた作品も一堂に。伝統技術と現代の感性が織りなす「美」の競演を、ぜひお楽しみください。
また、古くから残る着物を現代に復元した作品も特別に展示。過去と現在、そして未来へとつながる美の系譜を体感してみませんか?
2023年の展示風景
ひとつひとつの額に『染め上がり』『染める前の絞りを施した布』と『絞りの技法名』が。
『染める前の絞りを施した布』の複雑さ。染め上がりを想定して絞っていくって至難の技!