ふだんきものに人気の木綿の着物。会津木綿、片貝木綿、阿波しじら、伊勢木綿、松阪木綿、弓浜絣、綿薩摩・・・
昔から各地で織られてきた木綿ですが、様々な事情で消えていったものも多いようです。
高い技術と独特の技法を要するものほど、一度途絶えたら復活させるのは至難の技・・・相楽(さがなか)木綿も、
一度は途絶えましたが、「相楽木綿の会」の女性たちが復元、伝承の取り組みを続けています。
その「相楽木綿10年のあゆみ」展では、かつて作られた相楽木綿の着物や手織機「大和機(やまとばた)」などの資料に、
相楽木綿の着物やバッグなど、今を楽しむアイテムも。古きを訪ねて素晴らしきを知る、ことになりそう!

相楽木綿10年のあゆみ ー復元と伝承の取り組みー

相楽木綿は、明治初期から昭和10年代にかけて、京都府南部の相楽村(現木津川市相楽)を中心に生産されていた手織り木綿です。
色糸の縞を多用し、絣を組み合わせた柄が特徴で、緯絣だけで文様を作り出す工夫絣など、全国的にも珍しい多様で細かい工夫も見られ、「相楽木綿は上等な木綿なので、嫁入りのときに買ってもらった」という人も多かったようです。
戦前に生産が途絶えましたが、平成17年に結成された「相楽木綿の会」が復元と伝承の取り組みを続けています。

■ 復元・伝承は「惚れ込んで、運命を感じた人の情熱」あってこそ。
相楽木綿の作品写真や詳細は「相楽木綿の会」代表・福岡佐江子さんの活動紹介ページ  こちら

会 期:2016年7月9日(土)〜 9月4日(日)

会 場:ふるさとミュージアム山城(府立山城郷土資料館)

入場料:一般200円

公 式:ふるさとミュージアム山城のサイト

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