寒さも和らいだ1月最後の土曜日、西陣織会館で開催中の「西陣織展」に行ってきました。

今年、西陣は「西陣と呼ばれて550年」の記念年。
日本を代表する機屋さんの帯、着物、金襴、ネクタイなど、各賞入賞作品を含む566点が展示されています。
こちら5階は、西陣織の帯と、西陣御召織の着物。

透け感も美しい夏物の帯や反物、

爪掻き本つづれ・・・

来場者はアンケート用紙に自分がいいと思うベスト3などを記入しつつ見て回るのですが、
素人目にも技の素晴らしいもの、図案や色彩が斬新でチャレンジングなもの、自分のコーディネートに欲しいものetc.、
さまざまな角度から考えれば考えるほど、順位など付けがたく、会場をグルグルグルグル。

ネコやワニの柄も、大人かわいくモダンに。

ほかにも若冲のトラやゾウ、鶏、オウム、カワセミ、アフリカの動物など、これまでになく生き物たちに出会えました。

羽織袴姿で来場された京都市長・門川さんも、熱心に見てらっしゃった入賞作品のコーナー。

西陣550年から颯爽と1000年に向かって踏み出したような斬新な意匠の帯も多く、
どんなコーディネート、どんな女性像・・・と想像をかきたてられ、きものの世界が広がるようなワクワクも f26.gif

そして6階、金襴やネクタイを見て回り・・・お楽しみ抽選会。

ガラッと回してポトッと玉が落ちた瞬間、事務局の方に「わっ!」と驚かれ・・・えっ、なになに???
「おめでとうございます!」って・・・な・な・なんと、西陣織の帯、大当たり〜!!!
飾られていた7本ほどの西陣織、その真中にあった麗しい帯を、取り外してくださるではありませんか。

帯は「西陣の証紙番号8番」の老舗、頑固なまでに最高の質を守り続ける、という泰生織物さんの袋帯「水衣錦」。
んも〜、この美しさしなやかさ。これで姫丸一生分のクジ運を使い果たしたとしても本望 f22

ほんとうにHappyな1日になりました、ありがとうございました〜〜〜!

西陣織展は本日29日(日)が最終日。見るだけでも楽しい、おまけに!もしかして、きょう当たるのはアナタかも!!!

* 例によって会場内は撮影禁止のところ、全体の雰囲気を、ということで許可を得て撮らせていただきました。
撮れなかった意匠の細かいところにこそ、技と美の真髄あり。ぜひ、ご自分の目で、お楽しみください。