きもの好きなら「伝統工芸士」って耳に馴染みがありますよね。伝統工芸士とは『その道で長年研鑽を積み、伝統の技で優れた作品を作り出せる職人さんに与えられる、名誉ある称号』と思っていた方、概ね正解です!
もう少し詳しく調べると、1974年(昭和49年)に誕生した制度で、規定の実務経験年数を経て、知識、実技、面接の3つの試験に合格して初めて登録される、伝産法の規定に基づく国家資格なんだそうです。
「帯は西陣」を支える西陣織伝統工芸士会の40周年は、ふだんは見られない実演に展示販売も!の、お楽しみ。入場無料!
西陣織伝統工芸士会創立40周年記念展
西陣織伝統工芸士会は昭和55年6月に設立され、本年で創立40年の節目を迎えます。
以来593名の伝統工芸士が認定され、現在も255名の皆さまが活躍されており、全国トップの伝統技術者集団であります。
この創立40周年を記念し、下記により記念事業が開催されます。本年は新型コロナ禍により京都で開催予定されていた全国の伝統工芸士の催しも中止となりましたので、これを機に京友禅伝統工芸士会にも協賛参加を呼び掛け、合同開催する運びとなりました。
■ 内 容:伝統工芸士による制作実演と作品等の展示
(西陣織)図案,意匠図・紋彫り,撚糸,金銀糸,糸染、絣加工,綜絖,手織,綴機
(京友禅)素描き,金彩,挿し彩色,糸目糊置き
■ 同時開催:西陣整経同業組合創立60周年記念事業 8日(日)~14日(土)
普段ご覧いただく機会のない巨大ドラム式整経機で3,000本の糸を整える、糸繰りの実演などが見られます。
■ 協賛催事:西陣織会館特別販売会
西陣織と京友禅の選りすぐり商品を展示販売いたします。