日本の伝統色『和色(わのいろ)』。その数は465色とも、それ以上とも・・・。
日本の地に育つ草木から採りだした色と、その色を表す言葉から成る『和色』は、日本の染色文化そのものと思えます。
きものは『和色』の宝庫ですよね!名古屋は松坂屋美術館で、その美しい世界を堪能できる展覧会が開催されます!
松坂屋創業410周年・松坂屋美術館開館30周年記念
うつくしき和色の世界 -KIMONO-
日本には『和色(わのいろ)』と呼ばれる伝統的な色が数多くあります。『和色』は天然染料から生み出され、それぞれに美しい名前がつけられていることが特徴です。
『和色』の呼称の歴史は長く、衣服において古くは身分階級を表し、近世以降は流行(モード)に影響を与えたりと、多様に展開しながら現在まで日本独自の文化として引き継がれてきました。
1611年に「伊藤屋」という呉服小間物問屋として創業し、明治以降に百貨店として業態転換した松坂屋は、江戸時代の着物の「模様」や「色」に注目し、着物のデザインと染めの技術を高める目的で染織工芸品を収集してきました。
本展では、松坂屋が所蔵する染織品の中から江戸時代に制作された着物を色で3つの章にわけて、『和色』の持つ意味と魅力をご紹介します。
■ 第一章では『白をもとめて』」として「白」、
■ 第二章では『ひろがる染色の世界』とし「青」「緑」「黄」「黒」、
■ 第三章では『華やぎ艶めく色』とし「紫」「赤」と地色を「染め分け」した着物を中心に、
小袖・裂・帯・雛形本などあわせて約160点をご紹介します。
江戸時代の『和色』の世界を是非お楽しみください。
会 期:2021年10月2日(土)~ 11月21日(日)
イベント10月29日(金)休館(一部展示替え)
会 場:松坂屋美術館(松坂屋名古屋店 南館7階)
入館料:一般 1,000円(前売800円)/高・大生 800円(600円)中学生以下無料
公 式:松坂屋美術館 公式案内