きもの好きには、女優さんの着物姿や演歌歌手のステージ衣装も、映画やテレビを見る楽しみのひとつ。
たとえば「極道の妻たち」の岩下志麻さんと、「細雪」の佐久間良子さん、吉永小百合さん、古手川祐子さん
とか見ると、着物の色柄、着こなしや髪型など、着物姿は役柄の「そのひと」を表現していたり、しますよね。
そして画家は「そのひと」を絵画やイラストで表現しました。
谷崎潤一郎と竹久夢二、大正〜昭和の着物ロマン、アンティーク着物ファンならずとも楽しめそうです!

耽美・華麗・悪魔主義
谷崎潤一郎文学の着物を見る
~アンティーク着物と挿絵の饗宴~

谷崎潤一郎(1886~1965)作の「細雪」はアンティーク着物を愛する女性の間ではバイブルのように読まれる作品です。映画や舞台に登場する女優たちの華やかな着物姿に惹かれる人が多いようですが、谷崎本人は蒔岡家の四姉妹の着物を本当はどのように想定していたのでしょうか?
本展では、文章やモデルになった姉妹の写真を元にして、忠実に着物を再現して展示します。
「細雪」「痴人の愛」「春琴抄」などの代表作をはじめとして20余りの作品を、挿絵、着物、谷崎潤一郎関係者の写真などを用いて紹介。
出品数は着物約30点、挿絵約100点を予定しています。

100年前に夢二が発信❤
大正時代の「かわいい」展
~乙女がときめくデザイン&イラストを中心に~

海外でも近年高く注目される「Kawaii(かわいい)」ですが、大正ロマンを象徴する画家・竹久夢二(1884-1934)は、自身がデザインした小物を大正時代に“かあいい”という言葉を用いて紹介し、暮らしや装いにいち早く彩りを添える仕事に才能を発揮しました。また大きな眼と、華奢で丸みを帯びた姿形を描き表した可憐な少女像の〈抒情画〉を確立し、日本近代の女性が憧れる「かわいい」世界を、夢二は時代に先駆けて表現しました。
本展では今から100年前に夢二が発信した「かわいい」を集めて広く展示紹介するとともに、大正時代を中心に夢二が展開した「かわいい」の役割についても考察していきます。

会 期:2016年3月31日(木)~ 6月26日(日)

会 場:弥生美術館/竹久夢二美術館

入場料:一般900円(2館2つの展示の両方とも見られます)

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詳 細:

■ 会 期:2016年3月31日(木)~6月26日(日)
月曜日休館(ただし4/19~5/8の間は無休)、午前10時~午後5時 (入館は4時30分まで)

■ 会 場:弥生美術館/竹久夢二美術館 公式ホームページ
2館は同じ敷地内にあります。東京都文京区弥生2-4-3 (東大弥生門そば) アクセス

■ 入場料:一般900円/大・高生800円/中・小生400円(2館2つの展示会ともに見られます)


細雪 (東宝DVD名作セレクション)
巨匠・市川崑監督の華麗な映像美、豪華な女優陣!
出演:佐久間良子/吉永小百合/古手川祐子/岸恵子


大人の塗り絵 竹久夢二の美人画編(大型本)
ほかにも竹久夢二の画集や本、たくさんありました!
 Amazon 竹久夢二の本一覧