深まる秋を感じながら京都市美術館へ、「京友禅きもの芸術展」を見に行ってきました!
やはり、いちばんの楽しみは「第20回 全国きものデザインコンクール」の発表展示です。
今年は国内外から5445点もの応募があったそうで、そのうち600点ほどが壁に貼りだされ、
上位入賞作品は、原画と、京の染匠が着物として仕上げた実物が展示されていました。
見るほうも、着物を見たり、壁の絵を見たり、行ったり来たり、忙しくも楽しい(^o^)
柄を描いただけの原画から、着物全体のデザインを起こし、実際に着物になるまで・・・
分業で成り立つ京友禅、そのディレクターでありプロデューサーである染匠さんたちも、
作者が原画に込めたイメージをふくらませ、その表現を最も得意とする職人さんを選び、
工程ごとに京都の街中を行ったり来たり・・・忙しくされたことでしょう。
この上位入賞作品は、年内にアムステルダム、ケルン、パリでも発表展示されるそうです。日本でも、
来年1月21日(土)〜23日(月)岡崎市竜美丘会館、1月26日(木)〜31日(火)小千谷総合産業会館サンプラザで
発表展示、「美しいキモノ」春号にも掲載されるそうです。
「第33回 工芸染匠作品展覧会」では、染匠それぞれの持ち味と職人の技を最大限に活かした作品の数々を堪能できました。
日本には、素晴らしい伝統、限りない創造性、そして美を極める手仕事がある。
そんな想いを新たに、うっとり幸せな時間を過ごさせていただきました
* 例によって会場内は撮影禁止のところ、全体の雰囲気を、ということで許可を得て撮らせていただきました。
撮れなかった意匠の細かいところにこそ、技と美の真髄あり。ぜひ、ご自分の目で、お楽しみください。