「きものは豪華でなくても優雅であればいい。立派でなくても洒落たものであればいい」と語った池田重子さん。
銘や肩書に囚われず、自身が心惹かれる着物を集めたコレクションは帯留や袋物などを含めると10,000点以上。
姫丸も池田さんの本を見ては、日本の美とセンスの結晶、ひとつの物語でもあるコーディネートに惚れ惚れ。
なかなかまねはできないけれど、きものを楽しむことの原点は、ここにある!という想いを強くしたものでした。
残念ながら池田さんは2015年10月に亡くなられ、2015-16年末年始、追悼となった松屋銀座での「日本のおしゃれ展」から早や1年余、この名古屋三越が最終章となるそうです。アンティーク好きな方、振袖世代の方も、ぜひ見てくださいね!
池田重子コレクション 追悼「日本のおしゃれ展」最終章
池田重子コーディネートの代表作や遺作を着せたマネキン約50点を中心に、
帯留め約100点、半襟約50点、丸帯など、その他多数展示
池田重子さんは、大正14年(1925年)横浜に生まれる。幼少より第一級の美術工芸品や芸能に触れて養われた感性を生かして、昭和51年(1976年)、東京の目黒に「時代布と時代衣裳池田」を開店。明治以降のきものや帯、帯留などの和装品全般のコレクターとしても知られる。コレクションを現代の美意識に合うようコーディネートし、「平成流」と銘打って展示した過去数回の「日本のおしゃれ展」は、いずれも記録的な入場者数に達し、若い女性を中心とした「昔きものブーム」の先鞭をつけた・・・
残念ながら池田重子さんは、2015年10月に亡くなられました(享年89歳)。ご冥福をお祈りするとともに、
一人でも多くの皆様に池田さんの「最後のメッセージ」をお届けしたいと思います。
池田由紀子さんによる作品解説:3月24日(金)午前11時〜、午後2時〜 の2回
故池田重子さんの後を継がれた「時代布&時代衣装 池田」の女主人・池田由紀子さんが、
「日本のおしゃれ展」を支えてきたスタッフと共に池田重子コレクションの魅力、展示コーディネートについて語ります。
会 期:2017年3月22日(水)〜4月3日(月)
イベント午前10時〜午後7時30分(最終日〜午後5時終了)
会 場:名古屋三越 栄店 7階催物会場
入場料:一般・大学生1,000円(前売り3.21まで700円)
イベントセブンイレブンでチケット購入可能:Pコード990-807
イベント*エムアイカード、エムアイ友の会カードの方は無料、詳細は公式ページ
公 式:名古屋三越の公式イベント案内