3月17日(土)、「京手描友禅作品展」から続いて「京鹿の子絞工芸展」へ。
絞り作品の制作過程は完全分業で、構図・デザイン→下絵型彫→下絵刷込→絞括の実演には人が絶えません。
今年は、きもの作品の展示も、たっぷり。
大きな花の絞りの振袖や、40代〜60代のほうが似合いそうな訪問着や小紋まで、絞りの技法や色柄も様々。
表面がツルンとしたきものより、凹凸のある絞りのほうが、年齢肌の七難をカバーしてくれそうな気もします。
そして、『KYOTO BLUE』と名づけられた、この浴衣たち!
伝統の職人技(左から手筋絞、雪花絞り、板締め絞り、村雲抜染・・・)に、京の水があってはじめて、この色と柄が実現するのだそうです。
すべて職人の手作業によるため同じものはふたつとなく、すべてが1点もの。浴衣としては少々お高めではありますが、
2〜3年前から大人の女性たちの間で密かに人気上昇中、というのもうなづける素敵さです
その浴衣とおそろい?の扇子は、黒谷和紙に絞り職人、京の扇子メーカーのコラボによる Made in KYOTO。
絞りのTシャツやストール、もちろん帯揚げも色とりどりに展示されていました。外国人観光客にも人気だそうです。
『KYOTO BLUE』ね〜。こんな大人な色柄の浴衣なら・・・綿麻素材なら洗えるし・・・浴衣、持ってないし!
もらってきたパンフレットを見ながら、欲しい!がつのる姫丸です。
* 例によって会場内は撮影禁止のところ、全体の雰囲気を、ということで許可を得て撮らせていただきました。
これから百貨店などで浴衣関連イベントが増えると思います。ぜひ、ご自分の目で、お楽しみください。
京鹿の子絞について、詳しくは → 京鹿の子絞振興協同組合