芸術の秋、全国巡展中の「第65回 日本伝統工芸展」、今回は北陸・金沢展です!
先日の京都展へは、もちろん!行って、素晴らしいきものの数々を堪能してきました!きものは着るもの、として、わかりやすいですが、不思議に思うのが大きな陶器の器たち。美しいけれど立っているのも不安定な形のもの、器ひとつに空間一畳は必要そうなもの・・・これ、どんなところに置かれるの?どう使われるの?と、庶民・姫丸には想像つかず。
陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の最高峰が揃う、この展覧会。実用など超越して、楽しませてくれます。

第65回日本伝統工芸展(平成30年)

本年は、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸(七宝・ガラス・截金など)の七部門の入選作品622点の中から、
重要無形文化財保持者・受賞者等の作品と、北陸およびその他の地の入選作品を含め、345点を展示します。

今回の石川県の入選者は76人で、5年ぶりに東京を抜いて、県別の入選者数が全国一となりました。
日本工芸会総裁賞の金工作品《四分一象嵌打出銀器》を制作した前田宏智氏は石川県の出身で、平成6年に高松宮記念賞を受賞して以来、2度目の受賞ですが、近年、伝統工芸日本金工展で受賞を重ねており、まさに満を持しての再受賞となります。
残念ながら県内在住の入賞者はありませんでしたが、初入選が4人含まれていること、陶芸・漆芸・木工芸はそれぞれの部門別に見ても、石川県の入選者数が全国一であることから、作家の裾野が広がりつつあり、今後に期待が持てる結果と言えるでしょう。
時を超えた名品が生まれる、伝統工芸最高水準の公募展を、本年度もどうぞお楽しみください。

会 期:2018年10月26日(金)~ 11月4日(日)
イベント9:30〜18:00(入場は17:30まで)会期中無休

会 場:石川県立美術館 第7・8・9展示室

入場料:一般700円、大学生400円 高校生以下無料

公 式:石川県立美術館 公式サイト 日本工芸会 公式サイト

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時間

展示作品解説

10月    午前11時~    午後1時30分~
27日(土) 【陶 芸】田島正仁 【漆 芸】大角裕二
28日(日) 【金 工】般若 保 記念講演会
29日(月) 【陶 芸】中田一於 【染 織】山下郁子
30日(火) 【木竹工】細川 毅 【金 工】村上浩堂
31日(水) 【染 織】毎田健治 【人 形】紺谷 力
11月
1日(木) 【漆 芸】中野孝一 【木竹工】川北浩彦
2日(金) 【陶 芸】武腰 潤 【染 織】二塚長生
3日(土) 【木竹工】川北良造 【金 工】中川 衛
4日(日) 【漆 芸】小森邦衞 【総 合】山崎 剛(金沢美術工芸大学学長)