芸術の秋、全国巡展中の「第66回 日本伝統工芸展」、今回は北陸・金沢展です!
先日の京都展へは、もちろん!初日に行って、きものをはじめ素晴らしい作品の数々を堪能してきました!
伝統工芸といっても「単に古いものを模倣し、従来の技法を墨守することだけではありません。伝統こそ工芸の基礎になるもので、これをしっかりと把握し、父祖から受け継いだ優れた技術を一層錬磨するとともに、今日の生活に即した新しいものを築き上げることが、我々に課せられた責務であると信じます」とあるように、斬新な発想をも形にした世界に誇れる作品たちと出会える展覧会です!
第66回日本伝統工芸展(令和元年)
日本伝統工芸展は、昭和29年以来、陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門にわたり開催されてきました。
金沢への巡回展は、昭和38年の第10回展から始まり、以降は毎年開催されています。
今回は全入選作品576点の内から、重要無形文化財保持者(人間国宝)や受賞者らの秀作に加え、地元北陸の作家を中心とした入選作品342点を展示します。
今回の石川県の入選者数は68名で、去年に引き続き東京をおさえて、県別入選者数で全国1位となりました。
また、輪島の西勝廣氏が日本工芸会保持者賞を受賞した他、石川出身の鳥毛清氏が東京都知事賞、富山の般若泰樹氏が日本工芸会会長賞を受賞しました。
全国から選りすぐられた優品の数々をご覧ください。
会 期:2019年10月25日(金)~ 11月4日(月・振休)
イベント9:30〜18:00(入場は17:30まで)会期中無休 最終日17:00閉室
会 場:石川県立美術館 第7・8・9展示室
入場料:一般700円、大学生400円 高校生以下無料
公 式:石川県立美術館 公式サイト / 日本工芸会 公式サイト
展示作品解説
10月 午前11時~ 午後1時30分~
26日(土) 《金 工》宮薗士朗 《陶 芸》米田 和
27日(日) 《金 工》般若泰樹 記念講演会*
28日(月) 《漆 芸》西 勝廣 《陶 芸》武腰 潤
29日(火) 《染 織》毎田健治 《木竹工》川北浩彦
30日(水) 《木竹工》細川 毅 《人 形》紺谷 力
31日(木) 《染 織》山下郁子 《陶 芸》田島正仁
11月
1日(金) 《染 織》二塚長生 《陶 芸》中田一於
2日(土) 《金 工》魚住為楽 《漆 芸》小森邦衞
3日(日) 《漆 芸》中野孝一 《木竹工》中嶋武仁
4日(月) 《漆 芸》山岸一男 《総 合》山崎 剛(金沢美術工芸大学学長)
*記念講演会
演題:色鍋島・今右衛門の伝統
講師:今泉今右衛門 氏(重要無形文化財「色絵磁器」保持者)
日時:10月27日(日)午後1時30分~
会場:美術館ホール
定員:200名(先着順)、入場無料、申込不要