染織技術の歴史や衣装としての形の変化をアーカイブしている京都染織文化協会が、セミナーの受講者を募集中!
めったに聞けないテーマについて、その道の第一人者の話を聞ける、あっというまの2時間です。しかも受講料無料!
今回のテーマは「忘れられた祭り 京都染織祭」。第1回の染織祭は1931年(昭和6年)、古墳時代〜江戸時代後期の各時代の装束を着た女性たちのパレードは、男性装束のみの時代祭と対比され、祇園祭にも匹敵する観客を集める人気で、1951年(昭和26年)第21回まで毎年開催されました。恐慌・戦争・復興を駆けた染織祭とは・・・聞きたい知りたい、楽しみです!

京都染織文化協会
*画像は、京都染織文化協会さんが過去実施されたイベントの写真を拝借し、姫丸が作成したものです。

日本のファッション文化 ─ 衣服と装飾の発展 シリーズ(12)─
「忘れられた祭り 京都染織祭 ─恐慌・戦争・復興を駆ける─」受講者募集

当協会は本年度創立80周年を迎え、記念事業の一環として、染織祭の書籍を発刊致しました。
今回は執筆された北野裕子氏により標記をテーマに、染織文化セミナーを開催します。
染織祭が始まった昭和初期は、世界恐慌の真っ只中にありました。銘仙の大流行や洋装の広まりにより、高級呉服を得意とする京都の染織業界は不況に喘ぎ、加えて丹後産地の国練化が業界の結束を揺るがす問題となっていきます。再び業界の結束力を強め、染織大国・京都を盛り上げる方策として考えられたのが、染織祭の挙行でした。日本一の観光都市を目指す行政も加わり、官民一体となって取り組んだ染織祭は、やがて『京都四大祭りのひとつ』と謳われていきます。
当協会では衣装を所蔵するきっかけとなった染織祭について、北野氏と共に長年調査を続けてまいりました。恐慌・戦争・復興を駆け抜けた染織祭の短い歴史から、祭りの意義と功績を検証します。ぜひ、この機会にご受講ください。

■ 講 師:北野 裕子氏 (龍谷大学 非常勤講師)
*プロフィール*
大阪教育大学教育学部卒業。同大学院修士課程修了。奈良女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(文学、奈良女子大学)。龍谷大学・大阪樟蔭女子大学非常勤講師。日本近代史・地域産業史および伝統産業の現状を主に研究。著書に『生き続ける300年の織モノづくり』(新評論2018)、『忘れられた祭り 京都染織祭』(思文閣出版2021)がある。

受講(無料)先着順、お申込み受付中!
受講申込締切日:2022年3月11日(金)
定員:50名(締切日に関わらず、定員になり次第締切)
お申込みは「京都染織文化協会」公式サイトから! → こちら

■ 開催日:2022年 3月16日(水)14:00〜16:00(受付13:30〜)
■ 会 場:からすま京都ホテル2階 双舞の間
イベント 烏丸通四条下ル TEL371-0111 → アクセス
■ 公 式:京都染織文化協会 公式サイト公式Facebook

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京都染織文化協会 創立80周年記念出版物

今まで明らかになっていなかった染織祭の軌跡。10年間に亘る調査の集大成です。
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詳細・ご購入は → 染織祭衣装 出版物ご案内

2021年7月~9月に東京で開催した創立80周年記念展覧会の図録です。
2,000円(税込)
*保有残数が無くなり次第、予告なく販売を終了します。ご了承ください。

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