雨の風情ある日もないまま、早々の梅雨明け。もう、着るなら浴衣っきゃないでしょ!な汗だく猛暑。
でも、暑いからこそ涼しい楽しみ方がある!ということで、見つけました、松坂屋資料室「2022-YUKATA-ゆかた展」。
呉服問屋から始まった百貨店だけあって、国の重要文化財指定の衣裳5点を含む約1,500点のコレクションからの出展です!
道に打ち水、蝉しぐれにチリンチリンと風鈴の音、ラムネを飲みつつ浴衣を選ぶ、明日は夏祭り屋台に金魚すくい・・・と、古き良き時代に思いを馳せれば、夏の準備完了♪入場無料♪
(*以下、公式サイトより転載させていただきました)
Vol.50 松坂屋コレクション
2022-YUKATA-ゆかた展
夏の風物詩のひとつ、「ゆかた」。「ゆかた」の語源は「湯帷子(ゆかたびら)」と言われています。
江戸初期までは、今でいうサウナにあたる蒸し風呂を上流武家の人々は利用していました。蒸し風呂には全裸で入ることはなく、湯専用の肌着を身に着けており、この肌着として着ていたのが「湯帷子」です。江戸中期以降、町風呂が一般化し、現在のように湯に浸かる入浴形式(湯浴(ゆあみ))が主流になると、夏場には風呂屋の往復に加え、蛍狩りや夕涼みなどにも着用されるようになりました。そして江戸後期より装飾的なデザインが増え、花火や夏祭りで重宝される夏の風物詩として欠かせないファッションアイテムになりました。
今回の企画展では、松坂屋コレクションの中から、木綿の浴衣や湯帷子を紹介いたします。また、江戸のスタイルブックともいうべき雛見本なども展覧いたします。
当時の楽しく自由で大胆な雰囲気の浴衣から、和ならではのデザインと風情をお楽しみください。