きものは、民族衣装、儀礼衣装、ファッション、伝統工芸品・・・など、いくつもの観点から語られますが。
吉祥文様や金銀の装飾を用い、昔から人々が身につけ幸福への願いを表現してきた、その最たるツールでありメディアは、きものであった、とも思えてきます。
迎春にふさわしい「繡と織 華麗なる日本染織の世界」展、根津美術館での開催です。
きものが似合う庭園もあり、2024年の幸福を願って、とっておきのキモノ姿で初写真を撮ろう、というのもアリ♪

繡と織 華麗なる日本染織の世界

多様な織と繡(刺繍)は、染織品の加飾技法の中でも古くから日本では格式高いものとして捉えられました。また時代がくだると、刺繡は染と組み合わせられて小袖を彩り、重厚な織は能装束に多用されました。
根津美術館のコレクションの礎を築いた初代根津嘉一郎(1860~1940)は、古美術品の豪快な蒐集で名を馳せましたが、その意欲は染織品にも向けられました。
本展覧会では、嘉一郎の蒐集品を中心に、法隆寺や正倉院伝来の上代裂、袈裟や打敷などの仏教染織、唐織や縫箔といった能装束、そして江戸時代の小袖まで、幅広い時代の染織品の中から、織と刺繡の技が光る作品をご紹介いたします。
一年で最も大きな節目である年末年始、華やかかつ厳かな染織品の数々をお楽しみください。

会 期:2023年 12月16日(土)~ 2024年1月28日(日)
イベント月曜休館、12月25日〜1月4日は年末年始休館

会 場:根津美術館 展示室1・2

入場料:オンライン日時指定予約 一般1300円/学生1000円

公 式:根津美術館 公式サイト

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