モネの「睡蓮」、ゴッホの「ひまわり」、クリムトの「接吻」・・・そんな名画柄の帯、見たことがある方なら、
いったい、どうすればこんな精緻に見事に絵画の魅力を表現できるの?と、驚かれたのではないでしょうか。
名画柄の帯を作っているのは、西陣織の塚喜商事あさぎ事業部。精緻をきわめる西陣最高の1800口織ジャガード(一般的な西陣織の4~9倍の繊細さ)で織り上げているそうです。
その本社ビルに美術館がOPEN!しかも国際博物館会議 京都大会開催記念展というのですから・・・スペシャル感も満点、
おまけに入場無料!となれば、きゃ〜行かなきゃ〜!・・・さっそく行ってきました!
国際博物館会議 京都大会開催記念
西陣織美術工芸展「世界が驚いた織の技術~日本の美・西洋の美~」
国際博物館会議(ICOMアイコム)とは、世界中の様々な分野のミュージアムから専門家が集まる3年に一度の世界大会。
今年2019年9月の「国際博物館会議 京都大会」は日本初の開催であり、西陣織あさぎ美術館も参加することとなりました。
私たちが京都で長年育んできたおもてなしの心を尽くして、世界中からお越しになる方々をお迎えするとともに、
大会参加者が京都の奥深い文化の魅力と西陣織の美しさや素晴らしさを体感し、大いに楽しんでいただけるよう尽力してまいります。
★ 8月22日(木)~9月7日(土)は予約不要、入館無料!★ 8月24日(土)、25日(日)、31日(土)は休館
会 期:2019年8月22日(木)~ 9月7日(土)
イベント10:00〜17:00 8月24日(土)、25(日)、31日(土)は休館
会 場:西陣織あさぎ美術館
イベント阪急京都線「烏丸駅」・地下鉄烏丸線「四条駅」→ アクセス
公 式:西陣織あさぎ美術館 公式サイト
行ってきました!西陣織美術工芸展
この展覧会を 京都新聞WEB版で見つけ 、さっそく行ってきました!
入り口で迎えてくれたのは、特別展示の黄金の大タペストリー 尾形光琳「紅白梅図」。
品格ある金色の圧倒的な美しさに、息を呑みました。
俵屋宗達「風神雷神図」、尾形光琳「燕子花図」など、琳派の絵画や屏風絵の西陣極細織の数々。
真ん中にある四角い立方体は・・・なんと、絹糸を張り巡らせた「絹と黄金の茶室」です!
暗闇で光る極細蓄光糸を用いたというインスタレーション作品「古今・昼夜の水と波」。
迷い込んだ幻想の世界は、やわらかな輝きに魅惑される不思議に心地よい世界で・・・これは新感覚のアート!を実感。
ゴッホの「ひまわり」、クリムトの「接吻」などの美術絵画織作品や、美術絵画織の帯も展示されていました。
『画家のペイントタッチにも注目し、さまざまな織技法を用いて繊細かつ優美に織り上げた』・・・という美術絵画織の数々は、本物の絵画作品よりも美しいかも
その織り地を用いたドレスやジャケットも数点。なかでも、右側のモネの睡蓮ジャケットは・・・
20XX年、ファーストレディーになった滝川クリステルさんが、フランスで開催されるサミットの晩餐会で羽織っている、
そんなシーンが、ふと思い浮かんでしまいました。
さて、2019年の今日に戻り・・・ほんとうに素晴らしいものを見せていただいたな〜と心から思えた特別展。
ここで紹介したのは、ごく一部です。9月7日(土)までは予約不要・入場無料ですので、ぜひ見に行ってください!