♪ ボロは着てても心は錦 ♪ ではじまる歌がありましたが。正倉院や法隆寺などに伝わる一片のボロ(古代錦)から錦を復原していく綜合的復元事業や、錦の織物美術作品を制作してこられた織物美術家 龍村光峯(たつむら こうほう)氏の回顧展が開催されています。
—「錦」は絹織物の最高峰の芸術品であり、世界的にも稀少な存在です。歴史的に、日本人にとっては憧れの対象であり、日本の美として世界に誇りうるものなのです。—(公式サイトより抜粋)
場所は京都、銀閣寺の近く。たっぷり目と心の保養になりそう!錦織で仕立てた本袋帯、バッグなどの販売もあるそうです♪

「錦」織の美 織物美術家・龍村光峯 回顧展

織物美術家の龍村光峯(1946-2019)による、錦織作品の展示を行います。
初代龍村平蔵(号・光波)を祖父に持ち、二代龍村平蔵(号・光翔、出生名・謙)より後継者として長年伝統織物の継承や古代の織物の復原や錦織美術作品の制作に尽力して参りました。ヨーロッパ巡回展の際には「光の織物」と称賛されるほど好評を得ました。
錦織は、1200年以上前に中国から日本に伝わった高機(タカバタ)という織り機を用いて手織りされてきた、多彩で精緻で豪華絢爛な絹の紋織物の総称であり、染め糸を組み合わせた多彩な色合いと、光により千変万化する絹の絶妙な風合いがその魅力となっています。
本展覧会では東宮御所納入作品「瀬戸のうちうみ」、錦織額「雅の松」(皇太子妃殿下ご婚礼支度品)、復原裂「緑地花鳥獣文錦」などの錦織美術作品をはじめ、企業の周年記念品や茶道御家元のお好み裂、打掛など50点ほど展示いたします。

【光峯錦織工房特設ショップ@白沙村荘 橋本関雪記念館】
期間中は「光峯錦織工房特設ショップ」が開設され、本袋帯や錦織で仕立てた小物の販売も行います。

会 期:2022年 3月12日(土)~ 4月10日(日)
イベント10:00 – 17:00 最終入館受付 16:00
会 場:白沙村荘 橋本関雪記念館(銀閣寺の近く)→ アクセス
入館料:一般1,300円 学生500円

公 式:白沙村荘 橋本関雪記念館 公式サイト
★予習★錦の美 龍村光峯の織物美術 公式サイト

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【期間内イベント】
◎ 機織り体験ワークショップ 〜平織り
開催日時:開催期間中の土日祝(3/12,13,19,20,21,26,27 4/2,3,9,10)の随時受付(最終受付 午後4時)
参加費用:1000円(白沙村荘 橋本関雪記念館への入館者対象となります)
所要時間:約30分
体験内容:巾(横)約10cm、丈(縦)約5cmの絹織物を織ってお持ち帰り頂けます。
☆おひとり様づつのご案内となります ☆8種類ほどの色糸から1種類をお選び頂きます ☆小学生の方でも織れます

◎ 錦織作家 龍村 周ギャラリートーク
2022年3月12日(土)、27日(日)午後1時より(約30分)
参加費無料(白沙村荘 橋本関雪記念館への入館者対象となります)

龍村光峯氏の本(Amazonで購入可能)

伝統工芸からアートの世界へと表現を広げる錦織物制作の第一人者・龍村光峯氏の作品の魅力を伝えるとともに、その歴史や高度な技術、複雑な製作工程や美しさの秘密など、錦に関するすべてを紹介する写真単行本。

正倉院や法隆寺などの古代錦の復原に成功した二代龍村平蔵(光翔)と後継者・龍村光峯が語る。
一片のボロから錦を復原していく古代織物の美の壮大な世界。